空亡は「止まる時間」ではなく、「整える時間」

空亡は「止まる時間」ではなく、「整える時間」
四柱推命で「空亡」という言葉を耳にすると、「悪い時期」「何も始めてはいけない時期」という印象を持たれる方が少なくありません。
昔から、「新しいことは控えた方がよい」と伝えられてきたこともあり、不安に感じる方も多いでしょう。
では、本当に何もしてはいけないのでしょうか。
私は、そうではないと考えています。
実は私自身、空亡の時期に結婚をしました。
だからといって、「空亡でも大丈夫ですよ」と簡単にお伝えしたいわけではありません。
当時の私は、「早く家を出たい」という気持ちがとても強く、周囲の状況や自分自身を冷静に見つめる余裕がありませんでした。
今振り返ると、その時の流れを活かすというより、自分の感情を優先していた部分があったように思います。
四柱推命は、「良い・悪い」を決めるための学問ではありません。
生まれ持った性質や、その時々に巡る運気の流れを知り、自分らしい選択をするための学びです。
空亡は、無理に前へ進もうとする時期ではなく、一度立ち止まり、自分の足元を見つめ直す時間。
焦って答えを出そうとするのではなく、
「私は本当はどうしたいのだろう。」
「今の私にできることは何だろう。」
そんな問いを、自分自身に優しく投げかけてみる。
その時間があるからこそ、空亡を抜けたあとに訪れる流れを、より自分らしく活かしていけるのだと思います。
人生には、種をまく時期もあれば、根を張る時期もあります。
空亡は、目に見える変化が少ない時期かもしれません。
けれど、土の中では見えないところで根が伸び、次の季節へ向けた準備が静かに進んでいます。
だから私は、空亡を「怖い時期」だとは考えていません。
慌ただしい毎日の中で、自分自身と丁寧に向き合い、本当に大切なものを整えていく時間。
そう考えると、空亡は人生にとって決してマイナスではなく、次の成長へ向かうための大切な節目なのではないでしょうか。

